サンチアゴ航空513便事件

サンチアゴ航空513便事件とは、2001年9月放送のTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」で、あたかも事実であるかのように紹介された架空事件

1989年10月12日、ブラジルのポルトアレグレ空港に一機のロッキード・スーパーコンステレーション(レシプロ4発旅客機)が、管制塔の許可を得ずに着陸した。機内を調べると、乗客乗員あわせて92名全員が白骨死体となっていた。フライトレコーダーを調べてみると、同機は1954年9月4日、旧西ドイツのアーヘン空港からポルトアレグレ空港に向かっている途中で行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明した。

ちなみに、この番組は必ずしも事実とは限らないオカルト的な話題を数多く取り上げており、この事件架空のものである。しかしながら、日本の一部ではこのエピソードを事実であるように取り上げるメディアもあり、これを事実だと信じる者も現れた。

また、このエピソードは、バミューダ・トライアングルに消えた航空機が帰ってくる『逆バミューダ・トライアングル現象』としても紹介されている。しかし、そもそもこのような事件が存在したとの当時の報道、事故報告などの情報源はいまだに示されたことが無い。

サンチアゴ航空という会社は実在しない。また過去に存在したことも無い。
当時、旅客機の自動操縦装置による着陸は出来なかった。離陸後3分間と着陸前8分間は航空機事故が集中する「クリティカル・イレブン・ミニッツ(Critical 11 Minutes)」と呼ばれ、操縦士の関与が必須である。よって、パイロットが白骨死体になっていたなら着陸できる訳がない。
自動着陸装置を持った最初の旅客機はホーカー・シドレー トライデントで、これは1964年に路線就航している(自動操縦による初の着陸は1966年)。つまりロッキード・スーパーコンステレーションは自動着陸ができたはずがない。またフライトレコーダーが搭載されはじめたのも同時期である。
ただし着陸してから乗員乗客が白骨死体になったとすれば、ほとんどの反証は何の意味も持たなくなるが、その場合には着陸後数分ないし数時間で複数の人体が白骨化したのは何故かという謎を解かねばならないだろう。







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