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ぬぽぬぽ
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古くから存在している迷信である。食品については日本だけでなく北アメリカからイギリスまで世界的規模で認知されている食品とそうでないものを区別する法則である。


●食品について
このルールはクッキーのような嗜好品に良く用いられ、「地面に落ちたとしても5秒以内なら悪い菌に感染しない」といった法則である。このルールは立ちながらキャンディーを食べている時などに有効に働き、例えば友人にキャンディーを渡すときに誤って落とした場合、気まずい雰囲気が流れるが、それを拾い「5秒ルール」を高らかに宣言する事であたかも何事も無かったか如く済ませる事が出来る。

5秒ルールはアイスクリームや湿ったキャンディーなど粘着質な食品ではめったに使われない。またトーストがバターを塗った面を下にして落ちた場合もめったに使われない。また他人の手のつけた食品にもめったに使われない。多くの実証があるが、その法則の発見者は誰にも知られていない。

実際比較的きれいな床では安全である。しかし、高々5秒で汚い床から悪い菌が食品に届かないといった考えは間違いである。問題にしているものは、目に見える塵や埃といったものよりも悪い菌である。もっとも、その2つは伴っている事が多い。例えば患者が多く運ばれる病院の床は適切に清掃され綺麗そうに見えるが、実際は汚い通りよりも汚染されている(一般家庭より病院や診療所の方が各種雑菌や感冒ウイルスの量が多いというのは消毒業関係者の間では常識のこと)。

●バリエーション
5秒ルールには様々なバリエーションがあり、3秒ルール、10秒ルール、15秒ルールと地域によってばらつきがある。また食品に対する環境や酔っ払いレベルにより、個人による引用のばらつきもある。例えばアメリカの大学の寮では多くの場合、5秒ルールの酔っ払いバージョンである10秒ルールが良く適用される。

また家の中では5秒ルールは15秒まで拡張出来る事は広く知られている。しかし、公共の場およびレストランでは時間は一般的に短縮される。また大企業の会議中、業務中、同僚との会合中、検品者、もしくは管理者が注意を払っている時は適用されない。またその食品が遠くに転がって行ってしまった(もしくは大回転した)場合、無効になる。

一部に食品に適用される3秒ルールの理論的根拠として「1秒目でばい菌さんが食べ物を発見し、2秒目で片手をかけ、3秒目で両手をかけて(食品にくっついて)しまうため」という説もある。その3秒ルールにもまた一説あり、「3秒以降ならセーフ」というのがそれである。1秒目でばい菌が食べ物に侵入し、2秒目でみんなでわいわいがやがや騒いで、3秒目で一斉に帰っていくというものであるが真偽の程は定かではない。

チンギス・ハーンの宮廷では24時間ルールであったといわれるが、今のところ確証は無い。


●研究
5秒ルールの疫学的調査は2003年にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の7週間の見習い期間において、当時高校3年生だったジリアン・クラーク(Jillian Clarke)によって行われた。クラークは博士志望のMeredith Agleと共にキャンパス中の様々な床のサンプルを採取して顕微鏡で調べた。彼らは床のかなりの部分はバクテリアを含んでいない事を発見し、結論として多くの場合、乾いた床に落ちた食品は安全である事が分かった。

しかしクラークは床が汚染されていた場合の5秒ルールを検証したいと思い、大腸菌を研究室の荒い床とつるつるした床両方に広げ、グミキャンディー(グミーベア)とクッキーを様々な時間置いてその付着状況を顕微鏡で調べた。その結果、全ての食品において5秒以下の時間でも相当数の菌があった。従って、彼女の研究結果は5秒ルールへの有効な反証となった。

彼女はその研究において、5秒ルールに関する巷間の意見をサンプル抽出法によって調査した。それによると、女性の70%および男性の56%において5秒ルールは良く知られており、このルールを適用することによって床に落ちたほとんどの食品は食べられている事が分かった。また、男性よりも女性においてこのルールが適用されやすい傾向にあり、クッキーやキャンディーはブロッコリーやカリフラワーよりもよりルールを適用されやすい事を発見した。

クラークはこの研究の功績により、2004年度の公衆衛生のためのイグノーベル賞を受賞した。





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